エルメスの食器
今回はエルメス。エルメスは1920年パリで馬具工房から始まり、20世紀に入ると皮革製造の技術を使い、バッグやお財布などを製造し始めたところ、著しくブランド価値が上がり人々の知るところとなりました。エルメスという企業は、職人ファミリーから始まり、200年近くも、ブランド価値を損なうことなく今日まで、世界中の人々に愛され続けています。しかし今回は、カレ・エルメスもバーキンもお話しません。長いエルメスの歴史の中で、まだ若いエルメスの食器について少し触れたいと思います。
1984年にジャン=ルイ・デュマ氏(当時の社長)のもと、一食を大切に過ごすフランス人にとって食事は、生活を豊かにしてくれる時間という認識があり、その食卓を華やかにしてくれる食器に着目したようです。まさに食卓の芸術という着眼点から始まったエルメスの食器製作、モノづくりにこだわるエルメスらしさは、一つ一つの食器から感じ取っていただけると思います。
エルメスの食器はメゾンスタイル。生活する私たちに向けられた華やかで、鮮やかな夢のある作品ばかりです。すべての食器にストーリーがあるのですが、それをお伝えするのには、とても長くなってしまいます。今回はエルメス食器誕生エピソードのみご紹介しました。写真にあるブルーのコーヒーカップとプレートは、もう廃盤で希少なエルメスです。ブルーと白の器の中央に、金のリボンの模様がなんともお洒落です。今回、チャージプレートにウエッジウッドを使用しています。
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